さむいさむいと言いながら背中を丸め、だるまストーブに身を寄せる。
あたたかさは、ありがたさ。
これが、たまらんのです。
おはよーさん。かみのすけです。
このところ朝は氷点下。
日中の気温も一桁で。
めっきり冷え込んできました。
もう12月だもんね。
まもなく冬が来ます。
そんな中、ここよりもっともっと北国の、宗谷(そうや)からはるばる牧場見学に来てくれた皆さん。
いつの日か、酪農家として自分の牧場を持つことを夢見て、それぞれの環境で日々努力されている、キラキラした皆さん。
かみのすけに会いに来てくれてありがとう。
私はひと足早く酪農家デビューした先輩として、夢の伝道師になれるでしょうか。
皆さんお一人ずつ自己紹介をいただいた後、さっそく牧場を見ていただきました。
改築した牛舎のあれこれ。
隅々まで見てもらい、たくさん質問してくれて嬉しかったです。
大切なのは、どう改築したかより、なぜ改築したか。どのような効果をねらって改築したか。
そのストーリーを見てほしかったのです。
そして今回の見学会のメインテーマは「新規就農までの道のりと現在のリアル」
農地、牛、施設、機械、設備への投資。研修のこと。補助制度のこと。
かみのすけが経験した就農までの道のりを、具体的な数字を公開しながらお話ししました。
牧草ロールを会議テーブルにして資料に目を落とす皆さん。
夢に向かって真剣そのもの。いい目をしてる!
皆さんから前向きなエネルギーをたくさんもらいました。
ひたむきで、かっこいい。出会いに感謝です!
志ある若い人たちが酪農家を目指すことに対するハードルを、もっともっと下げたいというのが、かみのすけの想いです。
一発逆転!人生をかけた大勝負!
ではなく、もっと身近な職業選択の一つとしての酪農家。
酪農家になるために人生を捧げるのではなく、酪農家になってからの人生に情熱を燃やせるように。
また同時に、
職業とは、ひとつの手段であって目的ではないとも思うのです。
夢は何ですか?
と、子供に問うと、
・学校の先生
・プログラマー
・看護師さん
・パイロット
など
夢 = 職業
と反射的に答えてしまいます。
それが「当たり前」として刷り込まれてきたのです。
大事なのは、何になるかじゃない。
職業は単なる肩書にすぎず、何になってもいいんです。
どういう大人になりたいのか?どんな生き方をしたいのか?
その人生観、人間像こそが、夢であるべきです。
それを達成するための手段として、職業があるのではないでしょうか。
「何になりたいか」よりも「どうなりたいか」が、あなたの夢であるべきです。
努力した結果、たとえ希望の職業に就けなかったからといって落胆する必要はありません。
それはひとつの手段にすぎないのですから。
あなたの夢を叶える方法はひとつではないのです。
かみのすけは酪農家になりました。
でもその前は広告の仕事をしていました。
怪物くん
世の中には、名前のない仕事もたくさんありますが、
どれも欠かせない、大切なパズルのピースです。
人生のステージにおいて、そのライフスタイルや考え方の変化に応じて、その時ピタリと当てはまる生業(なりわい)が手の届くところにあらわれるのだと思います。それを全力でつかみに行くのです。
私にとって酪農家という職業が、(今まで出会った職業の中で)理想とする生き方、自分の夢とする人間像の実現に、現時点で最も近かったのです。
にわこ
そうですねー
んーーー
かみのすけの夢は、
夢の伝道師という生き方。
酪農家という職業を通して、伝えたいことがたくさんあります。
広告の仕事の経験を活かして、来年からは新しいことにもチャレンジしようと考えています。
目の前のことに丁寧に向き合って、自然に学び、命を感じ、自問自答して、心と体の栄養にしてきたことを、わかりやすい言葉を使って伝えたい。
消費者さん、家族、友人、そしてこれから出会う人たちに対しても…。
なーんてねっ
ちょっと抽象的な表現にしておきます!
会いに来てくれた皆さんそれぞれの夢が実現することを願い、400km 離れた十勝から応援しています。
いつかお互い成長した姿で再会できる日を楽しみにしていますね。
この度は遠路はるばるありがとうございましたー!
したっけ。ごきげんよーう。
子供の頃は
忍者になるのが夢だった
かみのすけ