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きみが生まれた日

おはよーさん。
かみのすけです。

本日はご報告がございます。

私かみのすけ、
父になりました!

ええ

一児の父ちゃんです。この私が。

男の子ですよー

ありがとうございます!
ありがとうございます!!

今年で結婚10年目

苦労して、努力して、
会いたくて、会いたくて。

奥さんのお腹に小さな命が宿った日のこと
いつかきみに話したい

いろんなことを心配して
いろんなことを楽しみにして

それでもねー

妊娠、出産に関して、父親はあまりにも無力で。日に日に大きくなるお腹と共に、どんどん母になっていく奥さんを見ていて、なんだか自分だけ取り残された感じがした

母親の偉大さを目の当たりにして

父ちゃんはよくヤキモチを焼いてみたり
一人でいじけてみたりしたものです。

(今でもそう)

だけどねー

そんな父ちゃんも
いつも考えてたんだよ、きみのこと。

まっ先に名前を考えたり、カメラを買ってきたり、絵本を買ってお腹に向かって読み聞かせてみたり、今の気持ちをお手紙に書いたりしました。

出産当日
立ち合うことができました。

里帰り出産のため、
牧場から産院までは車で片道4時間!

牧場をなかなか長期で空けられないということもあり、当初は立ち会う予定ではありませんでした。

今だから言うけど…

誕生の瞬間を想像した時に、自分の役割がいまいちわからなかったというのもあり。

夫って無力だなって、考えすぎていたのかもしれません。

だけど入院中の奥さんに面会に行くと、その瞬間が近づくにつれてどんどん不安ばかりが大きくなっていくのがわかり、もう何も考えずに、ただ、いちばん心細い時に、隣にいたいと思ったのです。

なんというか、今は、
役割なんて必要なかった。

赤ちゃんに会いたい気持ちは後回し

ただ目の前の、これから母になる人が、
とにかく無事であること、不安から解放されること、できるだけつらい思いをしないこと、そして絶対に悲しい思いをしないこと。それだけを願って。

隣にいたいと思ったのです。

今になって思い返すと、誕生の瞬間に立ち合い、その感情を共有することにとても大きな意味がありました。

(ビデオも任されたし!)

きみが生まれた日

その日の朝、父ちゃんは牧場にいました。

かけつけてくれた酪農ヘルパーさんに仕事を引き継ぎ、お守りとハンドルをしっかりと握りしめ車を走らせました。

こういうときの酪農ヘルパーさんは本当に頼もしく、とてもありがたかった。

行きの車で考えたことは、何ひとつ覚えていない。

………。

旦那さん到着しましたーー!!
助産師さんたちから歓声が上がる

長かったね。不安だったね。
大丈夫。ここにいるからね、
あとひと息だよ!

会えるよ!
ほら声が聞こえたよ!!!

おぎゃああーーー

本当に、おぎゃーって泣くんだ!

安堵した母の顔に、ひと筋。
いろんな感情が混じり合った光が、美しく頬をつたう。

ビデオカメラを持つ手が震えた。

ついに現れた、3278gの生命体。

がんばったよ。母ちゃん本当にがんばった!
改めて母親は偉大だと思った。

ありがとう。
本当にありがとう。

あの…、さわってもいいですか?

もちろんですよ、お父さん。
あなたのお子さんです。

はじめてお父さんと呼ばれた。

わー
なんてやわらかいのー

2年前。かたくて冷たかった母の手を握った瞬間からずっと止まっていた時間が
今この瞬間、ゆっくりと再び動き始めた気がした。

まっさらだ。
まっさらな命。

小さくて、やわらかくて、あたたかくて、どんなにやさしく抱っこしても、ほろほろと形がくずれてしまいそうなほど、尊い。

この気持ちを言葉にすると、今にもこわれてしまいそうで、もったいない。

・・・だけど。

たいせつにしたいと思った。

ふと自分が生まれた日のことを想像してみた。
きっと私の両親もこんな気持ちだったのだろう。

母に孫を抱かせたかった。

37年前にもらったこの命。
残りの時間はこの人たちのために生きると決めた。

ひとり、牧場までの深夜の帰り道

雨は降っていないのに視界が濡れて
途中、何度も車をとめました

行きはあっという間に着いたのに、帰りはなかなか家に着かない。

長い一日だ。

車の中で、2分23秒の動画を繰り返し再生する

スマホを持つ手が震えているのか、はたまたカメラマンが下手くそなのか、毎回同じ場面で大きく画面が揺れる。

生まれてきてくれてありがとう

綺麗な景色を見たら、見せてあげたいと思う。
面白い本に出会ったら、読んであげたいと思う。
ていねいに搾った牛乳を、いつか飲ませてあげたいと思う。

やさしい人になってほしい。

父ちゃんのように!!!

さて

そうは言っても、父親になったことを実感できたのは、もっと、ずっと後のこと。

1ヶ月後、再び4時間かけて里帰り中の妻子を迎えに行った。

2人を車に乗せて我が家へ向かう帰り道。パーキングエリアで休憩した時、我が子を抱いて車の外に出た。

腕の中の赤ん坊に人々の視線が集まる。

ほんのりと、くすぐったくて、でも誇らしくて。
これ、僕の子なんですよって。

(「これ」って呼んでごめんね )

その瞬間、父になりました。

ちびのすけ
我が家にお届け完了!

ちっちぇええーー

これからはじまる小さな家族との生活。

それにしても、なんなの!
この生物の癒しのパワーたるや!

どの角度から見ても魅惑のフォルム。

ぷにっぷに。

なんてやわらかいのーー!
この世で一番やわらかいのは、うちの子だと思う。

一日一日、すごい速度で成長していく彼。

できることが増えていく嬉しさ半面、ずっとこのまま赤ちゃんでいてほしいと思う寂しさも半面。

これが親心っていうのか?
うーん、しみじみと。

目の前の鏡に映る、この疲れたおじさんも、かつて癒しのパワーを放っていたのか?

はて。

あゝ諸行無常。
あらゆる物事は移りゆくのだと。

だから今、こぼれんばかりのきみを!
ありのままのきみを、ド正面から受け入れたい。
あるがままのきみを、ド直球に愛したい。

きみが生まれた日

ずっとずっと忘れない日。

その寝顔を見て今日もまた
たいせつにしたいと思った。

注意

これからこのブログは育児日記になるかもしれません

わが子が読んでくれる日まで
ブログを書き続けたい
かみのすけ

 

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